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ユーミンの楽曲って、一つ一つが「映画」なんですよね。数分の中で、日常を重厚な物語に変化させ、鑑賞者を笑わせたり泣かせたり、ダイレクトに情緒に刺してくるんです。無視やり言語化すると、恐ろしいほど敏感で豊かで深くて広い。荒井由実時代の初期4作にその才能の全てを投入されたといっても過言ではなく、まだどのミュージシャンもその境地には達していないと思います。きっと、時代のタイミングが重なってこれだけ伝説的になったのだと思いますが、今のところ、「ユーミンのようなミュージシャン」は他に存在していません。とりあえず、荒井由実時代の4つのアルバムの全曲を聴いていただきたいです。